3/1 GParted でUSBメモリに2つのパーテーションを作る ◀
3/2 USBメモリへKNOPPIXのファイルをコピー
3/3 USBメモリ上に設定保存用ファイルを作成
USB メモリに KNOPPIX をインストールすると、OSやアプリケーションの起動が高速になり、快適にご利用いただけるようになります。 また、アプリケーションの追加や削除も可能な上、各種設定も保存できるようになるので、大変便利です。
KNONOPPIX メニューの、「Knoppix」→「Install KNOPPIX to flash disk」 を使用すると、いくつかの質問に答えるだけで、USBメモリに KNOPPIX をインストールする事ができます。
ただ、このツールを使ったインストールは、パーテーションを分割したUSBメモリへのインストールには対応していないため、USB メモリ全体が KNOPPIX 専用になってしまいます。
そこでこの記事では、USB メモリを KNOPPIX 専用 パーテーションと 自由に使える空の領域のパーテーションに分割し、インストールする手順を紹介していこうと思います。
今回の例で作成するパーテーション構成は以下のとおりです。
第一パーテーション: FAT32 空のパーテーション(Windows等 から見える)
第二パーテーション: FAT32 KNOPPIX 用 (Windows等 から見えない)
USBメモリをパソコンに挿すと、一見、ただの空のUSBメモリのようになります。
空の領域は普通の USB メモリとして使えます。
第二パーテーションのKNOPPIX 領域は、隠しパーテーションで見えないため、KNOPPIXのファイルをあやまって削除したり変更したりといった危険性が少なくなります。
【必要なもの】
・KNOPPIX日本語版CD/DVD または 同ISOイメージファイル
・8G以上のUSBメモリ(16G以上推奨)
まず、KNOPPIX日本語版 DVD をブートして、空のUSBメモリを挿しておきます。
(既に Linux 環境のある方は、空の USB メモリだけ挿していただければ結構です)
ここでは 16G のUSBメモリを例に説明をします。
KNOPPIX のデスクトップメニューから 設定 → Gparted を起動します。
/dev/sdc の USBメモリデバイスを選ぶと、このようになってると思います。
(/dev/sdc の部分はご自身の環境に置き換えてください)
パーテーションを右クリック → リサイズ/移動(R) をクリックします。
後ろに 5G 程度の空き領域を作り、リサイズ/移動 を押します。
追加でアプリケーションをたくさん入れる予定の方は、後方の空き領域を大き目にした方が良いかもしれません。
後ろにできたグレーの未割り当て領域 を、右クリック → New を押します。
種類: 基本パーテーション
ファイルシステム: FAT32
にして、+追加 ボタンを押してください。
出来た「新規パーテーション」を
右クリック → フォーマット → fat32 と押します。
ここで一度 メニューのチェックボタン
を押して変更を摘要してください。
右クリック → フラグを編集(A) を開きます。
boot、 hidden、 lba にチェックを入れて「閉じる」を押します。
適用されるまで、少々時間がかかります。
お好みに応じて、ラベルを設定します。(この作業は必須ではありません)
それぞれのパーテーションを 右クリック→ラベルを編集 と押します。
それぞれ 「BACKUPMEDIA」「KNOPPIX」等、お好きな名前を指定します。
メニューのチェックボタン
を押して変更を摘要してください。
最終的にこのような状態になればパーテーションの準備は完了です。
GParted を終了させてください。
2.USBメモリへKNOPPIXのファイルをコピー へ進みます。